一般部の稽古は月3回です。毎月の競書誌の課題に沿って古典臨書(古典を書くこと)を中心に、筆法や筆意あるいは書の理論を深く学び、書道史や書の生まれた時代背景にも触れ、書の周辺に関わることや文房四宝(筆墨硯紙)などについても触れて、書をいろいろな角度から深く学び親しんでもらいたいと思います。また、ご要望により各種展覧会への出品指導も行います。
難しそうですがそんなことはありません。何度忘れても間違えても大丈夫です。何度でもお話ししていきます。まずは、書くことを楽しんでください。
学生部(幼年〜中学生)の稽古は月4回で、毎月の競書誌の課題に沿って稽古を行い、小学生はそのうち月一回を硬筆(鉛筆)、中学生は小筆による仮名の稽古を行います。
特に、毛筆書道は非日常的なものですが、書道に親しみ伝統文化に触れることで豊かな気持ちを育み、併せて国語教科の一面を養うことを目的とします。
新たに一般部を対象に、硬筆と細筆による実用書の部門を開設します。
最近は、毛筆やペンでも文字を書くことがほとんどなく、パソコンでその用が足りています。パソコンでは毛筆体もあり便利なようですが、人の手で書いたものとは全く違います。誰が印刷しても同じもので味気ない文字が並ぶだけです。
祝儀袋やお見舞いの封筒など、実用の書が何とかうまく書きたいと思っている方は多いと思います。
文字を美しく書くにはコツがあります。その数はそれほど多くなく、丁寧にしっかりとマスターすれば比較的短期間でも書けるようになります。正しいものを一度手につければ簡単に忘れてしまうことはありません。手が覚えています。こうなれば美しい文字を一生使えます。何より、基本を繰り返し学ぶことが最短の近道です。